流れ雲

繰り返しと積み重ねの過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく、神戸発信

チャンネル掲示板

チャンネル・ニュース

幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない


「神様からの贈りもの」
読んでいると元気が出てくるという、
素敵な絵付きの「詩集」がありました。


「若年性関節リウマチ」とういう病気に罹り
長崎の病院では専門医がいないため

遠く離れた鹿児島大学病院へ転院
闘病生活が始まる回復の兆しを見せるも
「重症性筋無力症(全身型)」を併発し
病状は悪化・・・

寝たきり状態になってから書き始めた詩が
100枚くらい出来
、詩画集に収められているそうです。
感謝と勇気を与え与えられ「ありがとう」の言葉で
数多く表現されています。

 

f:id:campbll3:20150110143420j:plain
 

彼女は、そのような痛くて辛い病に罹りながらも、
その病気から目をそらすことなく自分と対峙し、
不安な自分の心を見つめ、
自分の心を励ますように、絵と詩を書き続けました。
本は、鹿児島の病院で、
重い合併症と闘っている頃、書かれたものです。

 

 『病気』           
 私ねほかの人とちがう体験をしているんだよ
 いっぱい針をさしたり
 いっぱい薬をのんだり
 一日に何回も泣く事だってある
 でもね 幸せなんだよ
 人の温かさがすごくわかったし
 今まで気づかなかったありがたさもわかった
 そして 「生きる喜び」という意味がすごくすごくわかったんだぁ
 だからね 私は病気になれた事、一番自信をもって
 ありがとう 幸せです ありがとうって 言えるよ(^^)
 幸夏涼
 

f:id:campbll3:20150110143523j:plain
 
当時中学1年生だった
ペンネーム幸夏涼(サチカリョウ)、
本名・柴田涼夏(シバタスズカ)さん。
そこにあるのは、明るく強く生きようとする
涼夏さんからの「命」のメッセージです。
 

f:id:campbll3:20150110143612j:plain

彼女の紡ぎ出す言葉は、感謝に満ち溢れています。
病気は、感謝して生きる人の体には
住みにくいそうです、
いずれ逃げ出すに違いありません。
 
 一緒
 お母さん ごめんね 
 お父さん ごめんね
 病気になって ごめんね
 心配かけて ごめんねでも 
 僕は負けないから
 病気になったこと 
 ほこりに思えるような 
 生き方するから
 だから 最初は一緒に泣いて
 最後は一緒に笑おうね
 ~幸夏涼~





余命135日の少女が残した
愛のメッセージ





時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる




P R

f:id:campbll3:20141227153240j:plain
 
特 長
塗装表面に塗布するだけで、
極薄いガラス皮膜を形成します。 
汚れが内部まで浸透しない為、
お手入れがラクラク

奇蹟の1滴

テディからの手紙

チャンネル・ニュース

幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない


テディからの手紙

このお話しは1976年にアメリカの
「Home Life」という雑誌で投稿された、
実話です。

トンプソン先生は、
5年生のクラスを受け持つことになり、
その初日に生徒達の前に立ち、
嘘をつきました。
彼女は生徒達を見渡し、「あなた達を
全て同じように愛していますよ」と言いました。
でも、それは不可能なことでした。
なぜなら一列目の席にうずくまって座っている
テディ・ストダードという男の子がいたからです。
トンプソン先生はその一年前から
テディのことを知っていました。
そして彼が他の子供達と
上手く遊べないことに気づいていました。
それだけでなく、彼の身なりはいつも汚く、
お風呂を必要としている状態であることも
目立っていました。
そしてテディは、時には
不快な態度をすることもありました。
その様子があまりにもひどく、
不快に感じていたので、
トンプソン先生は赤ペンでテディの解答用紙に
大きなXを書くことに喜びを感じるほどにありました。
そしてその用紙に大きく
「F」(落点)を書くようになりました・・・
トンプソン先生の学校ではクラスの生徒の
過去の記録を見ることが義務付けられていました。
そして、彼女はテディのを見るのを避けるようにし、
一番最後に読むことにしました。
やっとテディの記録を読み出し、彼女は驚きました。
彼の1年生の先生はこう書いていました:
「テディはとても楽しく、知恵のある子です。
彼は正確に作業をし、礼儀正しい子です。
彼といると喜びを感じます。」
2年の先生の報告はこうでした:
「テディは素晴らしい生徒です。
クラスの皆からもとても好かれています。
でも、最近彼のお母さんの具合が悪く、
とても悩んでいます。
家での生活は大変なようです。」
3年の先生の報告です:
「お母さんの死は彼にとって
とても辛かったと思います。
彼は 一生懸命に頑張っているけれど、
お父さんはあんまり関心を示して いないようです。
何とかしなければ、今のままでは
彼は大きな 影響を受けてしまうでしょう。」
そして4年の時の先生の報告を読みました:
「テディはいつも内にこもっていて、
学校に関心を示しません。
友達もいなくて、時々クラスで居眠りをします。」
この4つの報告書を読み終えたころに、
トンプソン先生は何が問題であるかが
理解できました。
そして、彼女は自分のこれまでの態度を
恥ずかしいと感じました。
その恥ずかしさは、あるクリスマス会のときに
更に感じました。
クラスの生徒達が先生のために
沢山のプレゼントを持ってきていましたが、
そのどれもが美しい、
華やかな包装紙で包まれていました。
テディの以外は……。
テディからのプレゼントは茶色の紙袋に
無造作につつまれていました。
トンプソン先生は心が痛みながらその袋を開けました。
その袋から、石がいくつか外れて、
無くなっているブレースレットと
香水が4分の一入っている小瓶が出てきたとき、
クラスの子供達が笑い出しました。
でも、トンプソン先生が
「まぁ、綺麗なブレースレットね!」と言い、
香水を手首につけ始めたら、
クラスの笑いも消えていきました。
その日のクラスの最後にテディは
トンプソン先生のところに行き、「先生、
今日の先生はお母さんと同じ香りがするよ」と言いました。
子供達が帰った後、トンプソン先生は
1時間以上、机で泣きました。
その日、トンプソン先生は国語、
そして数学を教えるのを止めました。
代わりに子供達を教えることを始めました。
トンプソン先生はテディに特に注意を
向けるようになりました。
テディに教えれば教えるほど
彼は生き生きと変わってきました。
励ませば励ますほど、彼の反応は早くなりました。
そして一年の終わりに、
テディはクラスの中でも上位の成績でした。
テディはクラスの中で賢い子達の
一人になっていたのです。
トンプソン先生がその一年の始めに
「皆を同じように愛しています」とついた嘘は
意味が変わり、
テディは「先生のお気に入り」の
一人になっていました。
一年経ったころに、トンプソン先生は
お手紙をもらいました。
テディからのもので、トンプソン先生が
今までの先生の中で一番最高の先生であると
書いてありました。
それから6年が経ち、テディからまた
お手紙が届きました。
高校をクラスの2番の成績で卒業できたと
書いてありました。
そして、これまでの中でも、
やはりトンプソン先生が
一番の先生だったと書いてありました。
それから4年が経ち、テディから手紙が届きます。
4年間辛いこともありましたが、優秀な成績で
大学を卒業することができました、という報告でした。
そして、トンプソン先生は今でも人生で
一番の先生であると書いてありました。
それから、更に4年が経ち、
テディから手紙が届きました。
4年の大学を卒業し、さらに大学院に行き、
頑張ったことが書いてありました。
今でもトンプソン先生が誰よりも一番の先生だったと
書いてありましたが、今度は
手紙の最後に書いてあるテディの名前が
少し長くなっていました。
テアドル・F・ストダード医師、と
サインされていました。

このお話しはここで終わりません。
その春また手紙が届いたのです。
テディは素敵な女性と出会ったと書いてきました。
そしてその女性と結婚することも書いてありました。
彼のお父さんが数年前に亡くなっていることを説明し、
親代わりとしてトンプソン先生に
結婚式に出てほしいと書いてありました。
もちろんトンプソン先生は喜んで出席しました。
そしてあの時テディからプレゼントされた
ブレースレットをはめ、
あの時にもらった、お母さんと同じ香水を探し、
付けて行きました。
結婚式では二人は抱き合いました。
そしてテディはトンプソン先生の耳元で言いました。
「先生、僕のことを信じてくれて
ありがとうございました。
私が大事な存在であること、
そして世の中に貢献できることを 教えてくれて
感謝しています。」
トンプソン先生は涙ながらに言いました、
「いいえテディ、それは違うのよ。
私にも出来ることがあると、
あなたが私に教えてくれたの。
私はあなたが現れるまで、
教えるということの意味を何も知らなかったのよ。」
(Mrs. Thompson)先生のお話しでした。


時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる



もう一人のお母さん




愛されないということは不運であり、
 愛さないということは不幸である。






P R

f:id:campbll3:20141227153240j:plain
 
特 長
塗装表面に塗布するだけで、
極薄いガラス皮膜を形成します。 
汚れが内部まで浸透しない為、
お手入れがラクラク

奇蹟の1滴

チャンネル・ニュース

幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない


A君の思い出:ユトリロの空

小学生のとき、少し足し算、引き算の計算や
会話のテンポが少し遅いA君がいた。
でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。
抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。
担任のN先生は算数の時間、
解けないと分かっているのに答えをその子に聞く。
冷や汗をかきながら、指を使って、
ええと・ええと・と答えを出そうとする姿を周りの子供は笑う。
N先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせた。
私はN先生が大嫌いだった。
クラスもいつしか代わり、私たちが小学6年生になる前、
N先生は違う学校へ転任することになったので、
全校集会で先生のお別れ会をやることになった。
生徒代表でお別れの言葉を言う人が必要になった。
先生に一番世話をやかせたのだから、
A君が言え、と言い出したお馬鹿さんがいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。
私は、A君の言葉を忘れない。
「ぼくを、普通の子と一緒に勉強させてくれて、
ありがとうございました」
A君の感謝の言葉は10分以上にも及ぶ。
水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。
その間、おしゃべりをする子供はいませんでした。
N先生がぶるぶる震えながら、
嗚咽をくいしばる声が体育館に響いただけでした。
昨日、デパートのポストカードなどに美しい水彩画と、
A君のサインを発見いたしました。
N先生は今、僻地で小学校で校長先生をしております。
先生は教員が少なく、
子供達が家から2時間ほどかけて
登校しなければならないような 過疎地へ
自ら望んで赴任されました。
N先生のお家には、毎年夏にA君から絵が届くそうです。
A君はその後公立中高を経て、美大に進学しました。
お別れ会でのN先生の挨拶が思い浮かびます。
「A君の絵は、ユトリロの絵に似ているんですよ。
みんなはもしかしたら、 見たこと無いかもしれない。
ユトリロって、フランスの人でね、
街や 風景をたくさん描いた人なんだけど。
空が、綺麗なんだよ。
A君は、その才能の代わりに、
他の持ち物がみんなと比べて少ない。
だけど、決して取り戻せない物ではないのです。
そして、A君は それを一生懸命
自分のものにしようしています。
これは、簡単なことじゃありません!」
A君は、空を描いた絵を送るそうです。
その空はN先生が作り方を教えた、
美しいエメラルドグリーンだそうです。



看護師さんに感謝




時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる



愛されないということは不運であり、
愛さないということは不幸である。






P R

f:id:campbll3:20141227153240j:plain
 
特 長
塗装表面に塗布するだけで、
極薄いガラス皮膜を形成します。 
汚れが内部まで浸透しない為、
お手入れがラクラク

奇蹟の1滴

『あるレジ打ちの女性』


チャンネル・ニュース

幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない

『あるレジ打ちの女性』

その女性は、何をしても続かない人でした・・・
田舎から東京の大学に来て、
サークルに入っても、すぐに嫌になって、
次々とサークルを変えていくような人でした・・・
それは、就職してからも同じでした・・・
自分が思っていた仕事と違う、というのが
理由でした・・・
そんなことを繰り返すうちに、
彼女の履歴書には、辞めてしまった会社の名前が
ずらっと並ぶようになってしまいました・・・
そうなるとどの会社も正社員としては
雇ってくれません
彼女は派遣会社に登録しました
しかし、派遣会社でも長続きしません・・・
今度の派遣先はスーパーでした
仕事内容は「レジ打ち」
今のようにバーコードなんてない時代です
当時のレジは、電卓のように、
ひとつひとつキーを打たなければならなかったのです
仕事に慣れてきた彼女は、
だんだん飽きてきてしまったのです
辞表を書いてみたものの、正直なところ、
彼女自身も、我慢のできない自分が
嫌いになっていました・・・
故郷へ帰ることにしました。
荷造りの途中で見つけたのが、
小さい頃の日記です。
「ピアニストになりたい」と……。
女性は思い出します。
自分が唯一長く続けられたもの、
それはピアノだったと。
あの頃の想いを取り戻したとき、
女性は疾走を始めました。……。





どんな仕事でも誇りを持って取り組むとき、
輝きが生じる……。
それはきっと仕事だけでなく、
人生のあらゆる面で同じことなのでしょう

西欧においては、仕事というのは、
神に与えられた罰なのだそうです。
エデンを追放された際、神は、
男性には労働の苦しみを、
女性には出産の苦しみを与えたそうです。

けれど日本では、働くことは
「傍」を「楽」にすること。
「傍楽」だと教えられました。
昨今では、
仕事をすること=いい給料をもらって稼ぐこと、
経済的価値が仕事の価値と教わるけれど、
そうじゃなくて、より良い仕事をすること
そのものに価値を見いだし、
それを人の道としてきたのが、
昔からの日本社会の伝統です。

だから、銭金の問題じゃない。
いい仕事をすることが
大切なことなのだと教えられた。
そうした傍楽を、社会全体で
守って行きたいものです。



「こいつは俺より下手だな」と思ったら、
そいつはお前と大体同じぐらい
こいつは俺と同じくらいだな」と思ったら、
そいつはお前よりも上
「こいつは俺よりうまいな」と思ったら、
そいつはお前の遥か先を行っている





P R

f:id:campbll3:20141227153240j:plain
 
特 長
塗装表面に塗布するだけで、
極薄いガラス皮膜を形成します。 
汚れが内部まで浸透しない為、
お手入れがラクラク

奇蹟の1滴

f:id:campbll3:20150106172609j:plain

pass into history
歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
明日という日はミステリー、
今日という日はプレゼント(贈り物)


あの世でのことづけ(民話)

むかしむかし、ある山奥のお寺で、
一人の若いお坊さんが修行をしていました。
お坊さんは何日も食事をせずに、
だまって心の中でお経をとなえつづけていました。
そんなある日の事、お坊さんの体が
とつぜん動かなくなって、
息が止まってしまいました。
お坊さんのたましいは体からはなれて、
フワフワと空中にただよいはじめたのです。
ひろいお寺の境内(けいだい)をただよって、
木の枝で休んだり、風にふかれて
林の中に入ったりしていると、
むこうから年をとったお坊さんのたましいが
やってきました。
年をとったお坊さんのたましいは、
ニコニコした顔で、
「どうじゃ。わしについてこぬか。
あの世を案内してやるぞ」と、いって、
若いお坊さんのたましいを、
あの世見物につれていってくれたのです。
あの世の広場を見ていると、
重い石を運ばされたり、
ウシにされたり、オニに追いかけられて
ムチでたたかれている人たちがたくさんいました。
そこへ、こわそうな身なりをした人や、
白い衣を着たやさしい顔の人など、
いろいろな姿の人たちが通りかかりました。
「おっほほ。めずらしいものに出会ったな。
あの一行はな、こっちの世へきて、
新しく神さまになった人たちじゃ。
いくさの神もおるし。学問の神もおる。
うらみの神、たたりの神、しあわせの神、
病の神、いろいろな神がおる」
年をとったお坊さんのたましいが、
ていねいに教えてくれました。
しばらくすると、おじいさんたちの一行が
通りかかりました。すると、
その人たちが近よってきて、
「わしは谷川村の善兵衛(ぜんべえ)です。
元気でいるから心配するなと、
ぜひ、つたえてくだされ」
「わしは大沼村の平助(へいすけ)です。
秋になったら大好物のカキをそなえてくれと、
つたえてくだされ。たのみますよ」などと、
たくさんのことづけをたのまれました。
若いお坊さんのたましいは、それをきいて
うなずいていました。
「ずいぶんとたのまれたな。
このまま連れて行こうかと思ったが、
たのまれた以上、
ちゃんとつたえてやらなければならんな」
年をとったお坊さんのたましいは、
不思議な事をいいました。そして、
「わしは用事があるから、先に帰りなさい。
そこが近道じゃ。どこまでもどこまでも、
まっすぐいけばよい」と、
帰りの道を教えてくれました。
まっ暗な岩穴の中を、たましいが
フワフワ飛んでいくと、いつのまにか
若いお坊さんのからだにすいこまれていました。
若いお坊さんは息をふきかえして、
ふたたびこの世に生きかえったのです。
息が止まってから、なんと
十三日がたっていました。
息をふきかえした若いお坊さんは、
それからしばらくすると、
あの世でたのまれたことづけをつたえるために、
あちこちの村々をたずね歩いたという事です。

おしまい


若者に恋をした魔女 後編




幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない





P R 

f:id:campbll3:20141216205502j:plain
 
簡単ラクラク・甦る輝き!!です。
汚れ取り、艶出し、撥水性の 
3つそろったお手入れ剤です 
カラ拭き後の ツルツル滑る、
効果くを体感して下さい !! 

 

謹賀新年2

 

 


pass into history

歴史・履歴への許可証

昨日という日は歴史、
明日という日はミステリー、
今日という日はプレゼント(贈り物)



彦一と えんまさま

彦一とえんま様

むかしむかし、彦一(ひこいち)と言う、
とてもかしこい子どもがいました。
その彦一も年を取っておじいさんになり、
とうとう死んでしまいました。
死んだ彦一が目を覚ますと、目の前に地獄
(じごく)のえんまさまがすわっています。
(しまった! ここは、地獄じゃ)
だけど彦一は、少しもあわてませんでした。
彦一は死ぬ前に、黒ざとうと、白ざとうと、
トウガラシの粉を入れた三段の重箱(じゅうばこ)を
ひつぎに入れるように言い残したのです。
彦一は重箱を開けると、中の黒ざとうを
おいしそうになめはじめました。
「こら彦一、
しんみょうに、おれさまのさばきを受けい。
・・・やや、そこで、何をなめているか」
えんまさまが大目玉でにらみつけると、
彦一はニッコリ笑って、
「これは、とてもうまい物です。
ちょっとだけ、えんまさまにも差し上げましょう」
と、黒と白のさとうを出しました。
「うむ、すまんの。・・・ふむふむ。
なるほど、これは確かにうまい。・・・うん? 
その下の段には、何が入っておる?」
「では、これもなめてください」
彦一が差し出したのは、
まっ赤なトウガラシの粉です。
えんまさまはチョイとなめて、
すぐに吐き出しました。
「ペッ、ペッ! 何じゃこれは! 
口の中が、火事になったようじゃ」
すると彦一は、とぼけた顔で言いました。
「えんまさま、この赤い粉は、
ひと口なめれば辛い物。
一度に食べればうまい物です。
食べる時は、一度に
飲み込まなくてはいけません」
「そうか、では、はやくよこせ」
えんまさまは重箱いっぱいのトウガラシの粉を、
大きな口を開けて一口で飲み込みました。
するとお腹の中が大火事になり、
口や目から火をふきました。
「あちち! これはたまらん! もうたまらん!」
えんまさまはドタバタあばれると、
はだかになって水をかぶりにかけ出しました。
「では、わたしはこのすきに」
彦一はえんまさまが脱ぎすてた衣に着替えると、
外へ飛び出して何も知らない
子オニたちに言いました。
「おほん! わたしは、えんま大王であるぞ。
天国まで用事があるので、
すぐにカゴを用意しろ」
「はっ、ただいま!」
子オニたちは急いでカゴを用意すると、
彦一を天国まではこびました。
こうして彦一は、天国で
のんびり暮らす事が出来たのです。

おしまい


若者に恋をした魔女 前編



あの世でのことづけ(民話)
      じぞう様

むかしむかし、ある山奥のお寺で、
一人の若いお坊さんが修行をしていました。
お坊さんは何日も食事をせずに、
だまって心の中でお経をとなえつづけていました。
そんなある日の事、お坊さんの体が
とつぜん動かなくなって、
息が止まってしまいました。
お坊さんのたましいは体からはなれて、
フワフワと空中にただよいはじめたのです。
ひろいお寺の境内(けいだい)をただよって、
木の枝で休んだり、風にふかれて
林の中に入ったりしていると、
むこうから年をとったお坊さんのたましいが
やってきました。
年をとったお坊さんのたましいは、
ニコニコした顔で、
「どうじゃ。わしについてこぬか。
あの世を案内してやるぞ」と、いって、
若いお坊さんのたましいを、
あの世見物につれていってくれたのです。
あの世の広場を見ていると、
重い石を運ばされたり、
ウシにされたり、オニに追いかけられて
ムチでたたかれている人たちがたくさんいました。
そこへ、こわそうな身なりをした人や、
白い衣を着たやさしい顔の人など、
いろいろな姿の人たちが通りかかりました。
「おっほほ。めずらしいものに出会ったな。
あの一行はな、こっちの世へきて、
新しく神さまになった人たちじゃ。
いくさの神もおるし。学問の神もおる。
うらみの神、たたりの神、しあわせの神、
病の神、いろいろな神がおる」
年をとったお坊さんのたましいが、
ていねいに教えてくれました。
しばらくすると、おじいさんたちの一行が
通りかかりました。すると、
その人たちが近よってきて、
「わしは谷川村の善兵衛(ぜんべえ)です。
元気でいるから心配するなと、
ぜひ、つたえてくだされ」
「わしは大沼村の平助(へいすけ)です。
秋になったら大好物のカキをそなえてくれと、
つたえてくだされ。たのみますよ」などと、
たくさんのことづけをたのまれました。
若いお坊さんのたましいは、それをきいて
うなずいていました。
「ずいぶんとたのまれたな。
このまま連れて行こうかと思ったが、
たのまれた以上、
ちゃんとつたえてやらなければならんな」
年をとったお坊さんのたましいは、
不思議な事をいいました。そして、
「わしは用事があるから、先に帰りなさい。
そこが近道じゃ。どこまでもどこまでも、
まっすぐいけばよい」と、
帰りの道を教えてくれました。
まっ暗な岩穴の中を、たましいが
フワフワ飛んでいくと、いつのまにか
若いお坊さんのからだにすいこまれていました。
若いお坊さんは息をふきかえして、
ふたたびこの世に生きかえったのです。
息が止まってから、なんと
十三日がたっていました。
息をふきかえした若いお坊さんは、
それからしばらくすると、
あの世でたのまれたことづけをつたえるために、
あちこちの村々をたずね歩いたという事です。

おしまい


若者に恋をした魔女 後編



幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない




 

P R保護剤

簡単ラクラク・甦る輝き!!です。
汚れ取り、艶出し、撥水性の 
3つそろったお手入れ剤です 
カラ拭き後の ツルツル滑る、
効果くを体感して下さい !! 

 

 

 

 

 

 

信じれば真実、疑えば妄想……

f:id:campbll3:20150106172609j:plain

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!


信じれば真実、疑えば妄想……

アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.

創作、ドキュメンタリーです。
ストーカー行為から脅迫に至った
加害者を相手に、
刑事、民事と奮闘したあげく、
独りで裁判に持ち込みました。
このストーリーでは、
民事裁判の手法や解説を交え、
被害者が直面されるであろう
問題点についても訴えています。

Author: 壇次郎


独りっきりの裁判 第-21話 
(発狂)(前編)


内容証明郵便の送達通知が届いてから
数日が経ったある日、
受け取った「内容証明郵」を片手に、
中村が私のところに現れました。
その日、橋本さんはすでに帰宅した後でしたので、
私は、我が身を守ることだけを考えました。
中村を興奮させない様にビルの作業場に待たせ、
私はすぐに弁護士に連絡をとりました。
運良く電話に出てくれた弁護士さんは、
「凶器を持っている可能性もあるので、
すぐ警察を呼んだほうがいいよ」と、
助言してくれました。かつて来てくれた警察官ならば
事情がすぐに解るだろうと思い、
交番に直接連絡したかったのですが、
私が携帯電話に登録してあったのは
警察署の代表電話番号でした。とりあえず、
警察署の代表電話に電話して、事情を話し、
交番から来てもらおうと思いました。
警察署の代表電話に出た女性は、
私の説明を信用しません。私が焦って、
うまく説明出来ていなかったのかもしれませんが、
私の一言、一言に突っ込んできます。
「どうして、脅迫している相手だと分かるのですか?」
「いつ、警察の誰に、どんな話をしたのですか?」
「なぜ、交番なのですか?」
この時、初めて対応してくれた警察官の名前と、
生活安全課から電話をしてきてくれた方の
名前を聞いておくべきであったと、私は悔やみました。
「今、貴方に経緯を最初から
説明している時間はありません。
私の命を狙うと言っている本人が
今、ここに来ていて、何をするかわからないから、
すぐに警官に来て欲しいんです」と、
私は再度、要請しました。電話口の女性は、
「とりあえず、交番に連絡をしてみます。
もし、警邏中の場合は行かれませんので、
ご了承下さい」との事でした。
私はビルの入り口前で20分以上、
警察官が来るのを待っていましたが、
なかなか来てくれません。
中村を待たせている作業場の様子が分かる様に、
私はわざとドアを半分開けておきました。
警官を待っている間、私は時々中を覗きましたが、
中村は椅子に座り、身動きせず、
じっと中空を見つめていました。
とうとう私は、警官は来ないと諦め、
中村と一対一で話を始めました。
いつ、中村が鞄から刃物を出してもいい様に、
十分な距離だけは保っていました。
中村は、「お金は、払わなくちゃいけないの? 
警察署に行って聞いてみても、
警察では何も言えないなんて言っているし・・・、
誰に聞いたって、分からないって言うし・・・」
中村は、まずは、普通に話し始めました。
とりあえず、精神状態は安定している様子です。
賠償金の支払いの件で、
頭がいっぱいになっている様子です。
自分が行った宗教の勧誘や、
度重なる告白、そして、脅迫や名誉毀損
業務妨害については、全く眼中に無い様子でした。
「あなたの脅迫で、損害が発生しています。
ビルの方々や、今いる清掃員に
恐怖感を与えています。このことは、事実です」と、
私は中村に言いました。すると中村は、
私が発したこの言葉の中の
『清掃員』を聞き漏らさず、
いきなり大声で言いました。
「いま居る、おばさん、前のおばさんでしょ。
私、見たんだから、あんたがおばさんと
抱き合っているところを。
そしたら、あんた、私に金を掴ませようとして・・・」
中村の幻覚症状は、治まっているどころか、
損害賠償請求がきっかけで、
余計にひどくなっている様子でした。
70歳になろうとしているお婆さんを
抱きしめるなんて、どうしてそんな想像が
出て来るのでしょうか。
私は、幻覚症状に侵された人間を見たのは、
この時が初めてです。中村本人は、
真顔で言っています。完全に、
現実の出来事だと思っています。
逆に、私の頭の方がおかしくなってしまい、
中村の主張していることを覚えていないのでは、
との錯覚に陥りそうでした。
この様な幻覚症状は、非常に恐ろしいことでもあります。
何もしていない人を捉まえて、
いきなり「人殺し!」と叫ばれたら・・・、
電車の中で、いきなり「チカン!」と叫ばれたら、
叫んだ人間が女性だったら、
間違いなく濡れ衣を着せられてしまうでしょう。
幻覚症状を起こしている人間は、
外見上、普通の人間です。
初めて見る人にとっては、普通の正常な一般人が、
普通に真実を話している様に写ります。
裸になって街中を歩いたり、
大声で怒鳴りながら走り回ったり、
包丁を振り回したりしている人だけが
、幻覚症状を起こしているのでは無いのです。
皆さんの横にいる様な、
普通に見える人間でも、
幻覚症状を起こしている人間で在り得るのです。
今回の場合でも、中村の真顔での主張を
真実と見られてしまうのでは、との心配が
私にありました。
こんな私の心配は、翌日になって
現実となっていました。
「そんなこと、私はしていませんよ。
どうして、そんな発想が出来るんですか?」
と言う私に対し、「とぼけんじゃないよ !」と、
中村は大声で叫びました。
その時です、作業場のドアを誰かがそっと開け、
中の様子を窺いました。
私が中村と話し始めて数分後、
やっと、かつて助けを求めた交番から、
2名の警察官が来てくれたのでした。
警官たちは、ビルのどこへ行けばいいのか、
すぐに判った様子です。
変な大声のする場所は、ここしかありません。
但し、来てくれた二人の警察官は、
前回、担当してくれた警察官ではありませんでした。
私は「待ってました」とばかりに、
「ご苦労様です。こちらにどうぞ」と言い、
警官を作業場の中に入れました。
私はやっと来てくれた警官たちに、
ほっとした気持ちになりました。
しかし、それは、ほんのつかの間の事でした。
警官たちは、我々の事情が全然解らない様子でした。
以前、交番から警察官を呼んだ時に
話した内容は、今回来てくれた警察官に
全く伝わっていませんでした。その為、
私は、事情を最初から説明する
羽目になってしまいました。
私は以前の警官の名前を聞いていなかったので、
私の説明の信頼性にまで影響している様子でした。
本当に、あの時、担当した
警官の名前を聞いておくべきでした。
来てくれた警察官は、まだ、
なぜ自分たちが呼ばれたかを
理解出来ていない様子でした。
しかし、彼らがそれを理解するには、
5分もかかりませんでした。


続く

Author: 夢庵壇次郎
http://www.newvel.jp/library/pso-1967.html


愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る


昨日という日は歴史、
明日という日はミステリー、
今日という日はプレゼント
(贈り物)



【神ダンス動画】
(ダンスシーン抜粋ver)


アメリカのオーディション番組
ダンスパフォーマーの米人気テレビ番組
America's Got Talent シーズン8で

蛯名健一氏ががマトリックス
CG無しで再現したロボットダンス
7万5000組の頂点へ!
優勝賞金100万ドルを獲得!





時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる




P R

f:id:campbll3:20141227153240j:plain
 特 長
塗装表面に塗布するだけで、
極薄いガラス皮膜を形成します。 
汚れが内部まで浸透しない為、
お手入れがラクラク

奇蹟の1滴