流れ雲

繰り返しと積み重ねの過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく、神戸発信

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!

信じれば真実、疑えば妄想……

アングラ小説です、

不快感がある方は、
読むのを中断して下さいね

Author:  一寸木将元
神に「今」という時を尋ねても、
きっと微笑むだけで何も答えてはくれないだろう。
連続こそが世界の時そのものであり、
過去、未来の定義は後悔と希望を生み出すための
知恵だったのかもしれない。
それゆえ過去にまつわる魂は彷徨い、
己の苦難をもって希望を救えるものと信ずる。
細切りにされた「時」から眺めた景色が
正しいのかはわからない。が、
そこから見るしか人はできない。……


漂流する船。
乗組員である若者は食料を巡って
船員達といさかいを起こし、
身一つで海に飛び込むはめに陥ってしまう。
彼は漂着した島の住人に救われるのだが、そこには
彼が想像だにしなかった世界が待っていた。……。


賢者の島-27 
 
もう一人は小屋に飛び込んでいった農民だった。
狩人は透明な眼光で静かに罪人を見据え、
農民は怒りを露わにしている。
丞相は大王に花を捨てさせ、尻を押して演壇に登らせた。
「わしがやることってないんじゃないのか?」 
大王が賦に落ちぬ様子でケーリにきいてきた。
「ありません。しかしこの国の主ですから
一応は中央に立っていていただかないと」
「やるのはケーリ」「そうです」
「ふんふん。見てれば良いんだな」
「そうです。見ているだけで終わります」 
罪人は抵抗せず、おとなしくケーリ達の前に膝をついた。
ただ、目が凶暴である。ケーリは罪人の視線を汲み取ることなく
罪状を読み上げた。
群衆はそこから先、何が起こるのか気掛かりであった。
あの新しい男が壇上にいる以上、
今までとは違った手続きが行われるのは、
ぼんやりと想像できる。
ケーリが剣を手にすると、予想外の事態に
国民達は大いにどよめいた。
「この者、良心の呵責を感じるところなく盗みを繰り返し、
さらには己の贖罪を逃れるため人を殺さんとすること数度。
野に放てば虎よりも厄介なのは明らか」だが、
群衆には「虎」がわからなかった。
この島にはいない動物だった。
王と丞相は聞こえないふりをしている。
ケーリは少しばつが悪い。
「凶暴比類なし。生かしておいても益になることなし。
更正も見込みなし。よって死罪とし、
禍根を断つのが国のためである。
異議があれば聴こう」群衆は静まりかえった。
何もかも初めてのことなので事態を観察するのが精一杯で、
自ら首を突っ込もうなどという不用意な輩はいない。
ケーリは剣を鞘から抜くと、罪人の前で上段に構えた。
沈黙を守っていた罪人は堰を切ったように雄弁になった。
斬首直前という時の劇的な効果を狙ったのだろうか。
壇上の髭をたくわえた老人が王であることは
前後の会話の内容からして理解できていた。
「大王! この男は俺のことを
人殺しだ人殺しだって言いますがね。
この男は献上品を駄目にした挙げ句
俺の仲間を殺してるんでさあ。
それも二人だっ。俺は結局殺してねぇ。
今こうやって俺を押えつけてる」
狩人は縄を握る手を緩め、農民は苦々しげに舌打ちした。
「だからっ。物を盗んだのだって生きるためだ。
相手は死んでないのに俺は死ぬんですかい? 
俺を殺すんだったらその男だって殺さなきゃ
おかしくはありませんかい。
俺は殺そうとはしただけで殺しはしなかった。
その男は殺しちまってる」一気にまくしたてると、
息が上がったのか、苦しげに大王を注視している。
ケーリは動じる気配を見せず、
冷ややかに罪人を見下ろしていた。
大王、丞相、そして群衆。
皆それぞれの理由で自分の進行を妨げないのは
計算づくであった。
群衆は単純に長剣に恐れをなし、
黙殺を決め込んで誰も何も言わずに突っ立っていた。
丞相は、ケーリの出世への跳躍台ともいうべき
今日の「儀式」を記念に思い、
罪人の運命とは裏腹に、にこやかにこの場の情景を眺めていた。
「刑」を世界に披露して効果を計る目的も兼ねた
今日の儀式においては、罪人がいかなる抗弁を主張しようが、
それが反映されるはずもないのを知っていた。
(何を言おうがこの男は死ぬ運命にある。
何故ならケーリがそうと決めたからだ)
もとより、ケーリがただ同胞を殺したなどという話を
鵜呑みにするほどものが見えなくもないつもりだった。
丞相はケーリの人格をそれほどまでに信頼していた。
「大王……」周りを見渡し、
あくまで沈黙を保つ処刑場に焦燥を感じた罪人が
最後に頼んだのは大王だった。
憐憫の情を期待して、大王に取りすがる視線を注いだ。
しかし肝心の大王は先程丞相に捨てられた花を
未練がましく見つめている。
揺れ動く瞳に罪人はかけらも映っていなかった。
この国の「大王」たる機関の本質を理解した時、
罪人の胸に絶望が広がった。彼の首は落ちた。

続く

Author:  一寸木将元
http://www.newvel.jp/library/pso-509.html

愚人は過去を、賢人は現在を、
狂人は未来を語る


歌は心の走馬灯
人生 絵模様 歌華舞台…

リンゴ追分
作詞:小沢不二夫、作曲:米山正夫、
唄:美空ひばり


リンゴの花びらが 風に散ったよな
月夜に 月夜に そっと えええ……
津軽娘は ないたとさ
つらい別れを ないたとさ
リンゴの花びらが
風に散ったよな あああ……
台詞
「お岩木山のてっぺんを綿みてえな白い
 雲が、ポッカリポッカリ流れてゆき、
 桃の花が咲き、桜が咲き、そっから
 早咲きのリンゴの花ッコが咲く頃は、
 おら達のいちばん楽しい季節だなやー。
 だどもじっぱり無情の雨コさ降って白え
 花びらを散らすころ、おらあ、あのころ
 東京さで死んだお母ちゃんのことを
 思い出すて……おらあ……、おらあ……」


昭和27年(1952)4月、ラジオ東京(現TBS)の
開局を記念して、連続ドラマ『リンゴ園の少女』が
放送されることになりました。
その主題歌として作られたのが、この歌です。
同月、美空ひばり歌舞伎座で第1回リサイタルを開き、
そこでこの歌を発表しました。
歌舞伎座でリサイタルを開いたのは、
「歌謡曲の歌手」としては美空ひばりが最初です。
このとき彼女はまだ15歳、中学3年生でした。
その1か月後、『リンゴ追分』のレコードが発売され、
たちまち70万枚、最終的には130万枚を売り尽くすという
爆発的ヒットとなりました。
このラジオドラマは松竹で映画化され、
同年11月に封切られました。
『リンゴ追分』はこの作品の挿入歌としても使われました。
この映画では、同じ米山正夫の作曲になる
津軽のふるさと』という名曲も使われています
『リンゴ追分』はテンポがゆったりしているうえに、
長く伸ばすところが多いので、
けっして歌いやすい歌ではありません。
テレビの歌番組や美空ひばりの追悼番組などで、
中堅・ベテラン歌手がこの歌を歌いましたが、
そのうちの何人かは音を外していました。
また、ほかの歌手によるカバー曲の多くは、
美空ひばりのオリジナルより、かなりテンポが速くなっています。
テンポを速くすると、歌いやすくなるようです。
その意味で、この歌は歌唱力を測る
バロメーターになるかもしれません。
アカペラか、主旋律が入っていないプロ歌手用の伴奏で
正確に歌え、かつ十分な情感が表現できれば、
実力は一級といってよいでしょう。
美空ひばりの歌は、デビュー時から『リンゴ追分』
津軽のふるさと』
子ども時代の美空ひばりって、こんなに歌がうまかったんだ、
と仰天したものでした。
「ひばりの前にひばりなく、
ひばりの後にひばりなし」には賛成します。



二木紘三(ふたつぎ・こうぞう)
1942年長野県に生まれる。
早稲田大学第一政治経済学部卒業。
出版社に2年8か月勤めたあと、
フリー。仕事は文筆業。
http://duarbo.air-nifty.com/about.html


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