流れ雲

繰り返しと積み重ねの過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく、神戸発信

独りっきりの裁判

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!

信じれば真実、疑えば妄想……

アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.

創作、ドキュメンタリーです。
ストーカー行為から脅迫に至った加害者を相手に、
刑事、民事と奮闘したあげく、
独りで裁判に持ち込みました。
このストーリーでは、民事裁判の手法や解説を交え、
被害者が直面されるであろう
問題点についても訴えています。
Author: 壇次郎


過去のニュースで、「騒音おばさん実刑判決」と
言うものがありました。
テレビからは何度も怒鳴り散らしているおばさんの映像が
流れていました。
それを見て「異常?」と思った方も多いのではないでしょうか。
しかし、一般的には、行政に何かが出来る訳でも無く、
せいぜい、警察が本人に注意するしかないのが現状です。
この事件の様に、嫌がらせを毎日受けるとか、
ストーカーが自分に何らかの危害を加えるのではないかという
恐怖心などで、日々、苦しんでいる方は多いのではないでしょうか。
騒音おばさん」の件では、被害者の方は体調にまで影響し、
そこで初めて「実害」が発生しました。
この様に「実害」が証明されない限り、
警察も、司法も、誰も手出しできないのが現実の様です。
しかし、被害者にとっては、「実害」が起こってしまう以前に、
何らかの手を打つことを望みます。
場合によっては、その望みは藁をも掴む気持ちかもしれません。
よく、トラブル解決に興信所の利用がありますが、
内容によって、費用が数百万円にまで及ぶこともあります。
弁護士も、お金にならない仕事はしませんし、
一個人への脅迫ぐらいでは、警察や行政は何もしてくれません。
結局はガマンを重ねるしかないと諦めてしまう方は
多いのではないでしょうか。
そこで、刑事事件にはならなくても、
民事で相手を法廷に引っ張り出し、
実害を未然に防ぐ事が出来ればと思いませんか? 
相手を「被告」とし、精神的なダメージを
逆に与えたいと思いませんか?

この主人公は過去、
「変質的なおばさん」を相手に
裁判を起こしました。
十歳以上も歳上で、初老に近い女性から
一方的に好意を寄せられ、
挙句には脅迫されるまでに至りました。
また、彼女の行為は名誉毀損となる被害にも発展し、
警察や弁護士にも相談しましたが、
彼に与えられた言葉は、精神論的な
アドバイスを超えることはありませんでした。
「争いごとには巻き込まれたくない」と、
彼の知人たちはどんどん離れて行きました。
彼は日々悩み続けました。
その結果、とうとう裁判にまで持ち込む事となりました。
それも、独りで訴状をつくり、
裁判にも独りで出廷することとなりました。
裁判に至るまでの経緯、
裁判所での意外な結果、あっけない結末など、
彼の経験を綴って行きたいと思います。
また、現在の司法制度での疑問点、
警察組織の信頼性についても、
素人の観点から感じた部分も綴っています。
それらが、今後、警察や司法を利用する人にとって、
参考になればと願います。
かつて主人公が体験したことと似た様な状況の方は、
多かれ少なかれ、この現代社会には必ず居るはずです。
友人、知人に恵まれず、トラブルに遭遇し
困っている方も多いでしょう。
公的相談窓口を探し出し、訪れる方々は、
皆、藁をも掴む思いのはずです。
自分のするべきことに模索し、悩み続けている人たちです。
しかし、そこで返ってくる言葉に勇気付けられ、
一歩進んだ行動に移れる方は、いったい何人いるでしょうか。
すでに発生してしまったトラブルにいくら自己反省を促されても
問題は解決しないのです。
相談者は方法論を聞きに来るのであり、
『ざんげ』しに来るのではないはずです。
近年、学校での『いじめ』が問題視されていますが、
そんな現象は大人社会でも現実に存在しています。
競争社会にて、勝者と敗者が出ることは
当然のことなのかもしれません。
しかし、時として人間は、必要以上、
相手にダメージを与えてしまったり、
相手の気持ちを考えない行動に走ったりする場合があります。
現代社会、理性を失ってしまった人間、
自らの異常行動に自覚の無い人間の存在は多いものです。
不運にも、これらの人間に遭遇し、
トラブルから抜け出せなくなった場合の対処法などは、
皆が知っている訳ではありません。
私はこの著書を通し、誰の助けも無く、
誰もが独りでもここまで出来ることを
トラブルに独りで悩んでいる多くの方々に
知って頂けたらと願っています。
トラブル処理を職業としている方々にとっては簡単なことでも、
悩み苦しむ人にとっては大きな問題です。
そんな方々に、ここでの主人公の経験が
少しでも参考になれば、そして勇気付けられれば、
嬉しく感じます。



独りっきりの裁判 第1-1話 出会い

私は、ある地方都市で、ビル管理の会社を経営している
48歳の男性です。「ビル管理会社経営」と言っても、
6階建ての古い小さなビル一棟だけの
管理を請け負っているだけです。
それも、下請け、孫請け、ひ孫請けという請負の状態です。
私の経営する会社は有限会社ですが、
社長の私とパート従業員が一人だけの小さな所帯です。
今からちょうど十年前に脱サラして、この会社を興しました。
現在私は、ビル一棟の管理業務の他、
ビル設備メンテナンス業を主な仕事にしています。
別のマンション管理会社の下請けで、
給水設備のメンテナンスや改修工事、
そして、ビル空調設備のメンテナンス、
たまには、資格を活かして簡単な電気工事もこなしています。
依頼があれば、大工仕事や厨房の掃除など、
お金になる仕事ならば犬の散歩以外、何でもこなしています。
私は高校まで田舎で暮らしていました。
スポーツが好きで、ミュンヘンオリンピックに刺激され、
高校生活ではバレーボール部に所属していました。
しかし、部員は少なく、六人が集まることも少ない状態でした。
部員は私の同学年では三名のみで、
私以外の二人は受験勉強の方が大切と言い、
部活動には殆ど出て来ませんでした。
ハードル競技で国体にも出場経験のある体育の先生が
顧問をしていましたが、陸上部の方が大切らしく、
我がバレー部には顔も出した事はありませんでした。
卒業式が近づいたある日、
私は顧問の先生と話をする機会がありました。
「先生、僕は他の部の連中が羨ましかったですよ。
彼らには先輩や後輩が多いし、同学年でも
部員がたくさんいて羨ましかったです。
それに比べ、僕はいつも独りでしたよ。
後輩たちが何人かいても、試合が出来る様な
レベルでもなかったし・・・、
ああ、僕にも、同級生の仲間がいたらなぁ・・・」
こんな愚痴をこぼす私に、顧問の先生は、
他人事の様に、
「仲間がいるから出来るとか、やるとか、
そんなことじゃだめだよ。独りでもやるんだよ」と、言いました。
陸上の個人競技で国体にまで出場した人間だからこそ、
こんな言葉となって返ってきたのでしょう。
この体育の先生は別に恩師として慕ったわけではありませんが、
先生のこんな言葉は、後の私の人生に
強く影響した一言となっていました。
高校を卒業後、私は都会の某、私立大学の工学部に入学しました。
山口百恵キャンディーズの歌を聞きながら、
三畳一間のアパートで独り暮らしが始まりました。
大学でもバレーボールがしたかったのですが、
生活費を稼ぐには部活動どころではありませんでした。
授業が終わったらメッキ工場でアルバイトをし、
夏休みにはホンダの鈴鹿工場まで出稼ぎにも行きました。
授業のカリキュラムが、比較的自由に組めた大学でしたので、
完全週休2日にすることが出来ました。
そして私は、1週間の内、2日間、
水道屋さんでアルバイトをしていました。
当時の大学生は、アルバイトに走るか、マージャンに浸かるか、
学生運動にのめり込むか、おおよそ3パターンに別れました。
悲しいことに、勉学に励む学生は
見たことも聞いたこともありませんでした。
私は、すっかり配管工として、職人と化していました。
「若い時は、金を払ってでも苦労しろ」と、
よくアルバイト先である水道工事店の社長に言われました。
その通り、当時のアルバイト経験が現在の私を助けています。

続く

Author: 夢庵壇次郎
http://www.newvel.jp/library/pso-1967.html


愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る

歌は心の走馬灯、
 歌は世につれ、世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…


悲しい酒・ 美空ひばり古賀政男(ギター)
作詞:石本美由起・作曲:古賀政男


ひとり酒場で 飲む酒は
別れ涙の 味がする
飲んで棄てたい 面影が
飲めばグラスに また浮かぶ

「ああ 別れた あとの心残りよ
未練なのね あの人の面影
淋しさを忘れるために
飲んでいるのに
酒は今夜も私を悲しくさせる
酒よどうして どうして
あの人を
あきらめたらいいの
あきらめたらいいの」



昨日という日は歴史、
 明日という日はミステリー、
  今日という日は贈り物、


時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる



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特 長
1ボディーのローリング傷
2.拭き傷
3.頑固な水アカ 
4.ボデー面の退色・艶消え
5.ワックスを掛けても綺麗にならない
6.ウォータースポット(水カタ)除去 
ボディーの汚れや、艶引き等が簡単に復元できます。