流れ雲

繰り返しと積み重ねの過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく、神戸発信

独りっきりの裁判 第1-3話

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!


信じれば真実、疑えば妄想……

アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.

創作、ドキュメンタリーです。
ストーカー行為から脅迫に至った加害者を相手に、
刑事、民事と奮闘したあげく、
独りで裁判に持ち込みました。
このストーリーでは、民事裁判の手法や解説を交え、
被害者が直面されるであろう
問題点についても訴えています。
Author: 壇次郎


独りっきりの裁判 第1-3話 
 建築設備に詳しく、もともと機械いじりの好きな私は、
ビル設備メンテナンス業として自分で
会社を始めることにしました。
自分のオリジナル商品を開発したいとの将来の夢もあり、
有限会社として活動を始めました。
サラリーマン時代に知り合ったお客さんから、
わずかな仕事を貰ったり、建築現場で知り合った
職人さんの手伝いをしたりして、
生活の苦しい時期が数年続きました。
会社設立当初は従業員もおらず、私は自宅を拠点に
活動をしていましたが、
機械修理等の依頼が入る様になり、
動力電源が取れる作業場を探していました。
運良く、お客さんから、「古い小さなビルだけど
使っていないボイラー室がある」という話を聞きました。
ボイラーも撤去され、何も無いけど、
水道、電気は通っているとのことでした。
早速、私は現地を見に行きました。
そのビルは、「第一ビル」と言い、
地理的には、ほぼ街の中心地です。
知事公館や裁判所が、すぐそこに見えます。
コンサートホールも隣にあり、
昼間はけっこうにぎやかな場所でした。
そのビルでは、65歳を過ぎたおじさんが管理人として
勤務していましたが、
不器用なのか、やる気が無いのか、
ドアの蝶番が外れそうになっていても何もしない人でした。
管理人さんは、朝8時から夕方5時までの常駐で、
月曜日から土曜日まで勤務していました。
掃除のおばさんも一人いて、月曜日から金曜日までの
朝8時からお昼まで勤務をしていました。
管理人さんも、掃除のおばさんも、
同じビル管理会社からの派遣でした。
その第一ビルでは、ビルのオーナー代行として、
6階にある会社がビル管理事務所を兼ねていました。
その会社でビル管理の担当をしている
女性事務員の野口さんが、テナント毎の
電気料金や共益費の算出業務の他、
入居者の要望に応えたり、業者の手配等をしたり、
管理業務の全般を取り仕切っていました。
その為、管理人は何の為にいるのか
分からない様な状態でした。
まさに管理人のおじさんは、一日中、
宿直室でテレビを見ているだけでした。
私と同じぐらいの歳であろう野口女史は、
少し美人系の賢い独身女性です。
会社の事務仕事に加え、ビル管理業務全般を
一人でこなしてしまいます。
そんな彼女から見れば、一日中宿直室で
テレビを見ていた管理人のおじさんには、
程々嫌気が差している様子でもありました。
早速私は、ビルを紹介してくれたお客さんに連れられて、
その第一ビルのオーナーさんに会いに行きました。
ビルオーナーさんは、
「どうせ使っていない場所だから」と言い、
快く私に使っていないボイラー室を貸してくれました。
家賃は、私が払えることが出来る範囲で
いくらでもいいとのことでしたが、
そこのビル管理に協力するとの条件で、
私はオーナーさんの好意に甘えることとなりました。
私は、裸電球ひとつしかない旧ボイラー室に、
中古の照明器具を取り付け、
作業台を置き、作業場らしく改修しました。
そこでは古いビルの為か、
ビルのあちこちで不具合が起きていました。
排水がうまく流れない、照明器具が壊れている、
ドアの調子が悪い、床のタイルが剥がれている、
駐車場は穴だらけ・・・、これらの状況では、
いくら美人で賢い野口さんでも修繕は出来ません。
私はビル内全ての不具合を、
暇を見つけては独りで補修して回りました。
そんな訳で、私はすっかり野口さんを始め、
ビルのテナントの人々からは、
「何でも出来る人」と言われ、
親しまれる様になっていきました。
第一ビルを作業場として利用を始めてから
半年が過ぎた頃です。
ビルオーナーとオーナーを紹介してくれたお客さんとの間で、
私を管理人にしようとの話がまとまってしまいました。
管理人のおじさんの件に関しては、
ずっと前から野口さんよりオーナーさんの
耳に届いていましたので、話はいとも簡単に進みました。
依頼している管理会社は解約し、
私に管理の仕事を依頼してくれるとの事でした。
管理と言っても、ビルにはオーナー代行の管理事務所があり、
野口さんが常にいるので、
私は建物自体の補修や設備管理と清掃のみを任されました。
また、ずっとビルにいる必要も無く、
今まで通り、現場仕事に出かけることも可能でした。
私は喜んでその業務を引き受けることにしました。

 
続く

Author: 夢庵壇次郎
http://www.newvel.jp/library/pso-1967.html


愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る

歌は心の走馬灯、
 歌は世につれ、世は歌につれ、
  人生、絵模様、万華鏡…


花笠道中 /美空ひばり
作詞:作曲:米山正夫


これこれ 石の地蔵さん
西へ行くのは こっちかえ
だまって居ては 判らない
ぽっかり浮かんだ 白い雲
何やらさみしい 旅の空
いとし殿御の こころの中(うち)は
雲におききと 言うのかえ




昨日という日は歴史、
 明日という日はミステリー、
  今日という日は贈り物、


時は絶えず流れ、
    今、微笑む花も、明日には枯れる



P R    
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特 長
1ボディーのローリング傷
2.拭き傷
3.頑固な水アカ 
4.ボデー面の退色・艶消え
5.ワックスを掛けても綺麗にならない
6.ウォータースポット(水カタ)除去 
ボディーの汚れや、艶引き等が簡単に復元できます。