流れ雲

繰り返しと積み重ねの過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく、神戸発信

『あるレジ打ちの女性』


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幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない

『あるレジ打ちの女性』

その女性は、何をしても続かない人でした・・・
田舎から東京の大学に来て、
サークルに入っても、すぐに嫌になって、
次々とサークルを変えていくような人でした・・・
それは、就職してからも同じでした・・・
自分が思っていた仕事と違う、というのが
理由でした・・・
そんなことを繰り返すうちに、
彼女の履歴書には、辞めてしまった会社の名前が
ずらっと並ぶようになってしまいました・・・
そうなるとどの会社も正社員としては
雇ってくれません
彼女は派遣会社に登録しました
しかし、派遣会社でも長続きしません・・・
今度の派遣先はスーパーでした
仕事内容は「レジ打ち」
今のようにバーコードなんてない時代です
当時のレジは、電卓のように、
ひとつひとつキーを打たなければならなかったのです
仕事に慣れてきた彼女は、
だんだん飽きてきてしまったのです
辞表を書いてみたものの、正直なところ、
彼女自身も、我慢のできない自分が
嫌いになっていました・・・
故郷へ帰ることにしました。
荷造りの途中で見つけたのが、
小さい頃の日記です。
「ピアニストになりたい」と……。
女性は思い出します。
自分が唯一長く続けられたもの、
それはピアノだったと。
あの頃の想いを取り戻したとき、
女性は疾走を始めました。……。





どんな仕事でも誇りを持って取り組むとき、
輝きが生じる……。
それはきっと仕事だけでなく、
人生のあらゆる面で同じことなのでしょう

西欧においては、仕事というのは、
神に与えられた罰なのだそうです。
エデンを追放された際、神は、
男性には労働の苦しみを、
女性には出産の苦しみを与えたそうです。

けれど日本では、働くことは
「傍」を「楽」にすること。
「傍楽」だと教えられました。
昨今では、
仕事をすること=いい給料をもらって稼ぐこと、
経済的価値が仕事の価値と教わるけれど、
そうじゃなくて、より良い仕事をすること
そのものに価値を見いだし、
それを人の道としてきたのが、
昔からの日本社会の伝統です。

だから、銭金の問題じゃない。
いい仕事をすることが
大切なことなのだと教えられた。
そうした傍楽を、社会全体で
守って行きたいものです。



「こいつは俺より下手だな」と思ったら、
そいつはお前と大体同じぐらい
こいつは俺と同じくらいだな」と思ったら、
そいつはお前よりも上
「こいつは俺よりうまいな」と思ったら、
そいつはお前の遥か先を行っている





P R

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特 長
塗装表面に塗布するだけで、
極薄いガラス皮膜を形成します。 
汚れが内部まで浸透しない為、
お手入れがラクラク

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