流れ雲

繰り返しと積み重ねの過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく、神戸発信

チャンネル・ニュース

幸せがつづいても、不幸になるとは言えない
 不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない


投稿者:TEN
TVで白血病の子供が紹介されているのを観ました
余命宣告を受け 痛く辛い治療に耐え
それでも病状は進行していく
子供とその両親 「奇跡」という言葉が 頭をよぎりました

東京の大田区に住んでた頃
当時、多摩川沿いのグラウンドで週末だけ
近所の少年サッカーのコーチをしてました
もともと地元の父兄会の繋がりでコーチをしてた職場の先輩が
転勤になったため、俺が引き継いだんですが
よくサッカーの練習を見に来ていた親子に
同じく白血病の男の子がいました
「頑張って病気治したら、サッカーチームに入れてもらおうね」
病気のため雪のように真っ白な顔をした男の子に
母親はいつもそう言ってました
寒いグラウンドの端っこにあるベンチで
隣に座って同い年の子供達がサッカーをしてるのを見てる親子に
俺はなかなか話しかけることもできず
病気のこともサッカーチームにいる他の子供の親から聞きました
この寒いなか、いつもサッカーの練習見にくるくらいやから、
よっぽどサッカー好きなんだろうけど
その子はどちらかというと無表情で… でも
俺はよくボール追っかけてる子供達に指示するとき
指笛を吹いてたんやけど
ふと振り返ると その子と目が合いました
「何…… ああ…指笛かぁ」
その子がうなづきました
「指笛がどうしたん」 「………」
「教えてやるよ
いいか…指をこうやって口にくわえて…」
フーフーフー (`ε´)
なかなか音は出ません
「もうちょい口閉じて、真ん中からだけ息出すんだ」
それからは 寒いサッカーグラウンドのベンチで
小さな体に 服をたくさん着込んで丸くなって
俺の隣でサッカー見ながら
フーフー (`ε´)
そのたびに膨らむ男の子のほっぺと
それを見つめている母親の表情を
時折振り返っては交互に見ていました
クリスマスも近づいたある日
その日も親子はサッカーの練習を見に来ていました
相変わらず俺の隣でサッカー見ながら
フーフーフー (`ε´)
練習してる子供達を呼び集めようと思い
ベンチから立ちあがったときです
鼻に… ひやっ…
見上げると白くゆっくり… あ…雪だ…
そう思ったら…後から
ピ…… ピ~~~~ッ
指笛がなった 振り返ると
いつも無表情だった男の子が
初めて俺に笑顔を見せてた
「鳴った」 (*^∇^*) 「鳴ったな~」
俺も思わず笑った
その子の母親も笑ってた
雪に興奮して集まって来たチームの子供達も笑いながら…
皆ずっと雪を見ていた
その3ヶ月後に俺は神戸に転勤になり
その親子のその後は知りません
でも 「奇跡」があるなら
今頃あのグラウンドで、あの男の子が
サッカーボール追いかけていて
カッコ良くシュート決めて、グラウンドに彼の指笛が響き渡ってる
そんな想像をしています ……



娘のチューブを外してくれませんか
アメリカ・オハイオ州に住むナサン・ステフェルさんの娘
ソフィアちゃん。彼女はこの世に生を受けて6週間後
その短すぎる生涯を閉じた。
父ステフェルさんはある記事を投稿した…





投稿者:新聞社勤務 (東京都)
チェルノブイリ事故は、メーデー前の金曜日深夜に起きた。
制御棒を完全に入れれば、炉心は止まる。
だが、中途半端に入れれば、残った核反応で
発電できるのではないか? という実験中だった。
#安全装置は切られていた。
金曜日の深夜。技師や作業員たちは、
「この仕事を終えれば休める!」と意気軒昂だった。
実験は暴走という結果を生み、休みは潰れた。
災厄。炉心融解メルトダウン
炉心直下には、核反応を制御するための冷却水プールがあった。
メルトダウンが進めば、そのプールの水で水蒸気爆発が起きるだろう。
どうしたか?
3人の男たちが
汚染された水の中を泳いでいって、プールの栓を抜いた。
彼らのことは誰も知らない。
アンドレイ・アナネンコ  ヴァレリイ・ベズパロフ  ポリス・バラノフ
彼らは、ひどい事故が「よりひどい事故」になることを防いだ。
ヨーロッパ全域が「死の森」になることを防いだ3人。
彼らのその後は、あえて語らない。


時は絶えず流れ、
 今、微笑む花も、明日には枯れる