流れ雲

繰り返しと積み重ねの過ぎ去る日々に、小さな希望と少しの刺激で、今を楽しくこれからも楽しく、神戸発信

メジャーでは無いけど、
こんな小説あっても、良いかな !!

信じれば真実、疑えば妄想……


アングラ小説です、不快感がある方は、
読むのを中断して下さい.

創作、ドキュメンタリーです。
ストーカー行為から脅迫に至った
加害者を相手に、
刑事、民事と奮闘したあげく、
独りで裁判に持ち込みました。
このストーリーでは、
民事裁判の手法や解説を交え、
被害者が直面されるであろう
問題点についても訴えています。

Author: 壇次郎


独りっきりの裁判 第1-13話 
(脅迫)(その3)

4月21日(日曜日)から、私の携帯電話は
中村からの止め処も無い電話の受信を始めました。
夕食前、私は何気なく自分の携帯電話を見てみると、
中村からの着信が十回以上記録されていました。
私の携帯は、中村の携帯からのみ、
着信音が鳴らない様にセットしていましたが、
留守録音の機能は有効のはずでした。
しかし、中村からの電話には、
どれも伝言が入っていません。
おそらく、着信拒否という機能設定があること自体を
中村には理解出来ていないのでしょう。
私は気味が悪く、その後、
携帯電話の電源をOFFにしておきました。
翌22日午前5時半、なんとなく心配で、
いつもよりも早めに自然と目が覚めた私は、
携帯電話の電源を入れました。
私が携帯電話の電源を切った
前日の夜から明け方にかけ、案の定、
留守番電話には、中村からの多くのメッセージが
記録されていました。
今度は、呼び出し音が鳴らずに
いきなり留守番電話のメッセージが流れるので、
伝言が入れ易かったのでしょう。
伝言に入れられた中村の声や口調からして、
明らかに正常な精神状態とは思えません。
大声で何か歌の様なものを
歌っている声も入っていました。
前夜から明け方にかけて
録音されたメッセージには、

★21日 20:05
「あなたのやっていることは人間以下ですよ。
よく、反省しなさい!」
★21日 21:21
「あなたね、はじめっから、前のおばさん、
怪我が治ったら、私をクビにするつもりだったんでしょ。
(大声)なんてきたない人なんだ、あんたは・・・」
★21日 21:47
「朝、来ているおばさん、前のおばさんでしょ。
ちゃんと分かりますから。そのおばさん、
ろくたらもんじゃない。ほんとに・・・・。
朝、今度、早く行って、ぶん殴りつけてやる」
★21日 21:53
「アナタの様なね、表面上ね、上品ぶってね、
さも聖人ぶった人だけど、
表面的なもんでね、本当は悪魔でしかないわ!」
★21日 22:08
「私の東京にいる兄が・・・、
東京で偉い人なんだけど・・・。
とても、おっかない人なんですよ。
とっても恐ろしい人ですから。
その人、呼びますから・・・。
一緒に、連れて行きますから・・・。
(大声)どうなるか覚えてらっしゃい!」
中略、(気味の悪い歌声)
★22日 04:10
「アナタの様な人は、この世に生を、
何の為に受けて、何を目的に生きているか、
良く分かりますよ。
ろくでもない目的を楽しみに生きている人だ。
私はアナタの様な人に、昔、
ひどい目にあったんですよ。
女の人ばっかりに情熱を燃やす、
男の友達を作らない人でした。
私はその人に、ずいぶんひどい目に会って、
人生を狂わされましたよ。
その人に良く似てます、あんたは・・・。
アナタの様な人は、罪の中でも
一番罪深い行いの人です。
よく反省したらいいと思いますよ」
★22日 04:24
(気味の悪い歌声の後に、大声で)
「あんたの様な、甘い考えの者は、
今後、死ぬ目にあわせてやる。
そして、性根から叩き直してやる!」という
言葉が入っていました。

橋本さんに危害を加える、
私の命を狙うといった犯行を予告する内容です。
私は「橋本さんが危ない」と、
危険を感じました。
中村は、橋本さんを以前の清掃員と
思い込んでいます。
以前の清掃員が私を騙し、
自分を追い出したと思い込んでいます。
または、私が初めから自分を
追い出すつもりでいたと思い込んでいます。
「橋本さんがビルに来る前にビルに行き、
橋本さんを守らなければ」
「もし、ビルで傷害事件が発生したら大変だ」と、
私は焦り、録音を聞いた私は、
急いで着替え、車を飛ばし、
ビルに向かいました。
中村が凶器を持って隠れていないか心配でした。
ヤクザの兄と一緒に居ないか、不安でした。


続く

Author: 夢庵壇次郎
http://www.newvel.jp/library/pso-1967.html


愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る

歌は心の走馬灯、
 歌は世につれ、世は歌につれ、
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